渡り鳥

日曜日の朝,お散歩をしていたらオオジシギが飛んでいることに気がつきました.はるばるオーストラリアからやってくる渡り鳥ですが,今年の初見です.

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この鳥,とにかくやかましいのです.鳴き声もさることながら,ものすごい羽音を立てて急降下するのを繰り返します.どうも縄張りを主張するのと,メスに対するディスプレイの意味があるようです.夏までの間これが続きますが,その後子育てをして10月ころにはまたオーストラリアに帰っていくそうです.準絶滅危惧種に指定されていますが,道東のこのあたりではかなりたくさん見かけます.広々とした環境がこの鳥には合っているのでしょう.その音の大きさから存在感抜群で,時にうるさいなぁと思うこともありますが,はるばる遠方の海の彼方から毎年渡ってくるのかと思うと,健気に感じたりもします.
この日はウグイスの声も聞きました.これからどんどん野鳥の種類が増えてくる季節です.

北海道ではカッコウが鳴くと畑に種をまく季節の到来だと言われますが,このあたりでは例年だと5月末,まだひと月先です.

外来種?

工事部門は屈斜路湖畔で新たな温泉の掘削をしています.そんな訳でこのところ連日のように屈斜路湖に出かけています.

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今回はごく浅い井戸なので,櫓(やぐら)を建てないでの作業です.

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湖畔の土手にたくさんの福寿草が咲いていました.このあたりでは雪解けと共に真っ先に咲くお花です.先週末にまとまった雨が降り,日陰に残っていた雪もあらかた溶けて無くなりました.

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湖水で複数の貝を見かけました.一見,ホッキ貝のように見えます.もちろん,屈斜路湖は淡水なので海にいるホッキ貝とは違うのでしょうが.

私は子供の頃,夏休みになると毎年のようにこの屈斜路湖畔で水遊びをしていましたが,当時はこんな貝はいませんでした.ウチダザリガニ同様,外来種のようです.屈斜路湖にはボートを運んでくる人も多いので,そんな船にくっついてきたのでしょうか?

屈斜路湖ではニジマスも釣れますが,あれも元は外来種です.北海道ではすっかりおなじみの魚で在来種と思っている人も多いようですが.

もう少しすると,セイヨウタンポポやルピナスがあちこちで咲くようになりますが,あれらも外来種です.外来種はどれも繁殖力が強いです.

ふと考えてみると,私自身も父方は富山から,母方はたしか秋田からの開拓移民なので,外来種なのでした.

雪解けの季節

大道開発代表取締役の辻谷英樹です.

新年度が始まったのを契機に,ブログ形式で当社の物件情報や道東の季節の話題を発信していきたいと思います.

どうぞよろしくお願いいたします.

さて,道東は雪解けの季節を迎えています.021

画像は南弟子屈近郊のデントコーン(飼料用トウモロコシ)畑です.ちょっとわかりにくいですが,丹頂鶴と白鳥が畑に残った実をついばんでいます.

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白鳥は春と秋の渡りの季節,決まってここで羽を休めていきます.丹頂鶴のほうはすっかり居着いていて,このあたりで子育てをします.その数も年々増えてきています.鶴居村の特定の場所に集中していると一端鳥インフルエンザのような病気がはやった場合,絶滅の危険があるので,生息域が分散するのは良いことのようです.

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私の家の近くに毎年咲くかわいらしいクロッカスです.この場所は地下に温泉の排水管があって,地熱で雪解けが早い場所なので,決まって真っ先に花が咲きます.しかも今年は3月の気温が高かったので,例年より一週間ほど早く咲きました.

フキノトウもあちこちで見かけるようになってきました.まだまだ朝晩は寒いですが,道東の春はゆっくり進んでいます.